フジワライズム
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■  第5回   タミ−・テイラー ・・・・・・・・・・  vol.23   1998年7月

 

 私の記憶が正しければ、カリフォルニアの大きなビューティショウでは、最も若く華やかであったのが、タミ−・テイラーさんで、いかにもアメリカ人ぽく、何処のショウでも彼女の行くところ、黒山の人だかりであり、ステージの上で、コンペの勝者にビル(紙幣)を一枚ずつ渡していくパフォーマンスが大変印象的であった。

 タミ−・テイラー・システムが日本に紹介されたのは、第一次ネイル・ブームが起きたキッカケとなったスカカルプチアの技術と材料が導入されてから、しばらく経過した後で、当時は10本のネイルを創り上げるのに、ものすごく体力と時間を要していた時代であり、「20分間で仕上げることが出来るシステム」という衝撃的なキャッチコピーに驚かされたものです。
タミーさんは、1963年生まれ、幼い頃からマニキュアリストに興味を持ち、18歳でライセンスを取得「自分の創り出す技術によって、多くの人が美しくなり、魅力的にしてあげられる」ことに誇りを持ち、それ以来ネイル一筋で活動され、現在では旦那様と2人の男の子(11歳、4歳)恵まれています。

 日本のネイル市場とネイリストについては、「ネイル人口が年々増え続け、サロンもスクールもさくさん出来たことは、ネイルに携わる者として大変嬉しいことです。これが一時のブームにとどまらず、本物の広がりをもって、定着することを期待しています。」「東洋人はとても器用です。中でも日本人の方は大変熱心で、一つ一つの作業がとても丁寧なのに感心させられます。世界一の繊細な技術力と感性を兼ね備えていると確信しております。しかし、サロンにおいては、多くのお客様の要望に応えなければなりません。常にタイム(技術時間)を考慮した技術力が要求されるのです。いかに短い時間で、お客様の要望を満たした美しい爪に仕上げることが出来るかが、基本になります。」とのこと。

 
 タミ−の新製品は、ネイリストとお客様の健康を考え、より安全なプロダクツを提案しており、狭い場所でもアクリリックの臭いに悩まされずにすむオードレスや、選択可能なパウダーカラーが充実していると胸を張っていました。
 
 最後に、早く技術をマスターするコツを聞いてみると、「硬化タイムを完全に理解して、4ボールで仕上げること。まずは、毎日プロダクツに触れることです。」そして「横浜の廣田直子は私がマン・ツー・マンで指導いたしましたので、ナオコを拠点として、魅力あるシステムが協会メンバーのビジネスに活用されるといいですね。」
6月の国際ネイルフォーラムでの来日に期待しよう。

<1998年7月記 原文>

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